2007年2月5日に進水したSANOMAGIC Day Sailer 21が譲り受け先を探しています。オーナーが高齢で亡くなられたため、活用していただける方に譲りたいとのことです。船の状態について、先日メンテナンスを終えた末四郎が以下のとおりコメントしています。
ＤＡＹ ＳＡＩＬＥＲ ２１
進水： ２００７年２月５日
全長： ６．４ｍ
幅： ２．１ｍ
排水量： １１００ｋｇ
（バラストウエイト５５０ｋｇを含む）
エンジン： ＮＡＮＮＩ １４ＨＰ
この船はデイセイラーとして設計されましたが、オーナーの希望もあり、バラストを当初設計より１００ｋｇ重く５５０ｋｇとし、マリントイレを装備し、スクリューをフェザーリングから固定プロペラに変更したため、外洋クルーザーとしても使える強い復元力を持ったセールボートに仕上がっています。
ただ、オーナーの希望によりデッキをニス仕上げにしたうえ、スタンションもライフラインもなく、現状では、外洋クルーザーにあるべきものを装備していません。船検も限定沿海で、昼間のみの航行となっていますので、航海灯関係がありません。
セールの上げ下げやトリミングは、すべてコクピット内でできます。コクピットは、大人５人が座れるスペースがあり、キャビン内部は、２人ほど仮眠をとるスペースがあります。
船体構造は、ホンジュラスマホガニーのシングルプランキングで、肋骨もデッキビームも同じマホガニー製です。コクピットは、チークになっています。基本として陸置き用に作ってありますので、陸置き保管が可能です。
この船は、テストで私が３回ほど乗り、葉山マリーナに納挺して、現在は浦賀のベラシスマリーナが管理しています。納挺以後、回航を含め３回ほどしか乗っていないようです。
オーナーの死去により売却の話がベラシスよりあり、私としても大切に乗っていただける方にオーナーになって欲しく、ホームページに載せることにしました。
先日(2010/10/15)、初めてメンテナンスに浦賀に行きましたが、船首寄りの両舷に外板の割れがあり、３時間ほどで修理を完了しました。船体はニスの痛みも少なく、良い状態でした。デッキ周りは、しばらくしたらニスの塗り替えが必要になるでしょう。その時撮った写真を掲載します。
転売金額については私（佐野末四郎）は、いっさい関わっていませんが、進水当時のSANOMAGICからの販売価格は、オプション品や船台を含んだ総額で１１００万円でした。
大事にしてくださる方がおりましたら、どうぞ、浦賀のベラシスマリーナにお問い合わせください。
SANOMAGIC Day Sailer 21の記事はこちらです。
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