いつもお世話になります。
さて、9月11日は「第1回赤城山ヒルクライム」に参加してきました。
コースの途中とゴール地点はあいにくの天気でしたが（いつもの事です）、地元の皆さんの心温かい声援にパワーをもらいながら無事完走することが出来ました。
今回、参加者リストを見ると、参加者の多くは地元群馬県の方でした。群馬県は都内と比べるとヒルクラの練習には困らないようなので有利でしょうね。私のヒルクラ練習場と言えば、もっぱら「晴海大橋」の、ひたすら往復ですから笑っちゃいますよ！
私は現場に2回、試走に行きましたが、2回とも1時間45分位で目標の1時間30分にはほど遠く、何となく心配でした。また、個人的には、距離の長い「富士スバルライン」よりもキツイと思いました。
さて、今年6月の「富士ヒルクラ」では、私の要望でフレームの強いアシストを意識して、太め（35ミリ）のインテグラルシートチューブに改良してレースに挑んだのですが、フレームの硬さに脚筋がついていかず惨敗しました。
そこでレース終了後、すぐに佐野さんにフレームを元の柔らかさと同様に削り直してもらい、今回の「赤城山」に挑戦しました。結果は大成功でした！
今回の「赤城ヒルクラ」の前にも、７月の「筑波８耐」に、改良後の平地走行テストを兼ねて出場しましたが、やはり柔らいフレームの反発を利用すると、スピードも出て身体にも優しく本当に楽でした。（筑波のレポート参照）
ただ「柔らかいフレーム」と言っても、踏み込んだ時に力が抜けるようなフニャフニャの柔らかさでは無く、例えば、跳び箱の踏み台と同じように、自分の力を倍増させるようなアシストがこの自転車（フレーム）にはあるんです。
体育館の硬い床の上で、長時間ジャンプするのと、踏み台を使って長時間ジャンプするのとでは、ジャンプの高さも身体への負担も明らかに違いますよね？うまく説明できませんがこれと同じような感じです。
昨日の「赤城山ヒルクラ」も、去年の「富士ヒルクラ」の時と同じように、全コースをシッティングで踏み込んで、ゴール後の脚の張りは無く、もう１回いける感じでした。（行きませんけどネ）笑。本当に脚筋の細胞はピクリともしませんでした。
脚が辛くないので身体も楽で心拍も安定し、余計な事も頭をよぎらず、自転車を漕ぐ事だけに集中できて本当に助かりました。おかげで試走タイムを大幅に短縮して１時間２２分３４秒でゴールできました。個人的には大満足です。

速報タイム：　1時間22分34秒
年齢別（50-59）：　272名　26位
総合：　後日発表

今回のレースでも確信したのは、「マホガニーバイク」の特徴である、柔らかくても反発のある自転車（フレーム）は、平地では楽にスピードが出て、長距離を走っても身体に優しく、まさに次世代の自転車だと思います。

Results:

Time: 1:22:34
Precedence:
- 26/272 (Age 50-59)
- 417/2147 (All)
Distance: 20.8 km
Average grade: 6.4%
Maximum grade: 9.4%

佐野さんの木製自転車は、今までの硬いフレームとは真逆の発想から開発され、道具（自転車）そのものに仕事をさせて、その道具（自転車）からの動力を自分の動力にプラスして、スピードアップはもちろん、長距離を走っても身体に優しいという夢のような自転車なのです。
ただ、このアシストする「マホガニー自転車」は、今までに類を見ない自転車なので、どんなに口や文章で説明をしても、実際に乗ってみないとその性能は絶対に理解できないと思います。特に現代の硬いフレームを上手に乗りこなす中級、上級者はこの自転車を乗りこなせるようになるまでには相当な時間がかかると思います。
しかし、この「フレームアシスト」の考え方はこれからの自転車の開発に新しい影響を与えるのではないでしょうか？
来月は「箱根ターンパイク "Super Hill Climb 2011"」に出場します。このコースはとても厳しいらしく、また、自転車進入禁止だそうなので、ぶっつけ本番になります。
それで私の今年のレースは終わりです。
応援よろしくお願いします。
最後に「アクションスポーツ」の「目代（もくだい）さん」、出走前の忙しい中、ディレーラーの調整をありがとうございました。お陰さまで変速のストレスも無くいいタイムでゴール出来ました。感謝、感謝です。
長命。

(2011年9月17日の長命さんからのメール）

おはようございます。「赤城山ヒルクライム」の大会結果が出ましたので報告します。
距離：２０．８キロ
勾配：平均６．４％。最大９．４％
タイム：１時間２２分３４秒
年齢別：５０－５９歳　２７２人中　２６位
 総合順位：２１４７人中　４１７位
総合で１０％以内に入るには約５分も縮めないといけません。今回は第１回目と言うこともあって、選手の層もそんなに厚くなかったような気もします。また、この大会は会場へのアクセスも良く、応援してくれる人達がコースの途中にも多くいて、とてもパワーをもらえます。来年以降、「富士」や「乗鞍」のように大人気の大会になると思います。

次はもっともっと練習をしていかないと１０％以内は厳しいでしょう。１時間１５分切りでもどうかなぁ・・・。でも、私と同年代の人も６０歳以上の大先輩達も、若い人よりもいいタイムでゴールしている訳ですから、自分で限界をつくらなければ、私もきっといつかはやれるような気がしてきました。笑。
長命。