2018年4月7日、春の強風が吹く中、SANOMAGICへ新作スピーカーを見に行きました。
今度のは、SANOMAGIC技術の集大成らしいです。わくわく。

いきなり、大きな曲面型スピーカーが迎えてくれました。
スピーカーユニットの口径は25㎝だそうです。
一体、どんな音がするのだろう。興味津々。

巨大な箱型のインシュレーターの上に設置されています。

向かい合うと、圧倒される感じ。

華奢なディーバのイメージが一掃されました。

横から見るとエンクロージャーの容積に驚きます。
本当に、大きい。
容積はトールボーイの３倍位ありそうだ。
巨大な肺活量と言えるでしょう。

大面積の側壁が音を四方へ放射すると、この部屋に何が起こるのだろう。

最初、このインシュレーター（吸音台）は無かったそうです。
しかし、音を出したら、振動による音の反射が生じたため、インシュレーターを追加した。
インシュレーター内には、カールしたマホガニーチップが１２㎝の厚さにぎっしり敷き詰められています。

エンクロージャーの底面、板バネの前後、支柱の下端、インシュレーターと順に触ると、
振動が無くなって行くのがはっきりわかる。板バネとインシュレーターの効果は絶大だ。
このスピーカーを自由に歌わせるには、それだけ強力な振動吸収が必要だ、と末四郎。

真空管アンプにつながれ、厳かに演奏を開始する。

おお、予想とまったく違う音がするぞ！
大きな体格から野太い音を予想していたら、とても繊細で透明感のある音。
しかも、周囲の空間全体から音がくっきり分離して聞こえます。

こんなに大きなスピーカーが、これほど繊細で透明な音を出すとは。
もっと低音寄りの音がするのかと思った。
演奏者の直前で聴いているかのように、とても自然な感じがします。
ぜひ一度、ご自分の耳でお試しあれ。良い意味で、期待を裏切ります。

末四郎も成功に大喜び。
「トールボーイの３倍のマホガニーを使った甲斐がある」そうです。

今年のマホガニーコンサート（8月末予定）では、この大型スピーカーが主役になりそうです。
いつまでも聴いていたくなるなあ。離れがたい。

こちらは、今後製作する自転車のマホガニーリム。

真円を描く積層の跡がとてもきれいだ。

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JR新幹線の雑誌「ひととき」2018年4月号に末四郎の特集記事が載りました。
作家の吉永みち子さんによるインタビュー記事です。豪華ですなあ。
新幹線のグリーン車内にも置かれています。
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