2021年2月26日、SANOMAGICで密かに進行していた新プロジェクト、
「マホガニースキー」のプロトタイプがとうとう完成しました。
末四郎による試走の結果は上々。
マホガニー特有の粘りのある弾性で、とても滑りやすいそうです。
これからどういう展開を見せるか、すごく楽しみです！
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「本日マホガニースキーのテストに行ってきました。
今まで使っていた板より一本あたり600g軽く、大変取り回しが良いです。
本日のようなアイスバーンでも振動が少なく、マホガニーバイクの振動吸収によく似た特性です。
全体として出来はまだ８０%と言ったところだと思いますが、
明らかに中級、上級者向きだと思います。
本日は、緩斜面と中急斜面で走りましたが、
中級斜面で木の粘りや操作性の良さが際立っていました。
初めてとしては、大満足です。」
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「正月からスキーについてずっと勉強していました。
木のスキーを作るところは、世界にいくつかありますが、
伝統的な木だけのエッジのないものや、エッジ付きのものは、ほとんど芯材としてしか木は使われておらず
木だけで強度やねじれ剛性を担保できるようなものは、ありませんでした。
そこが最後まで心配でしたが、昨日の結果でまず一安心です。
自転車で学んだ技術が今回は生きました。
板の断面を山形にすることで、ねじれ剛性を高めた結果、エッジの効きが良く、
急勾配でも安心して滑れます。
まだ試験段階ですが、すでに購入希望が来ています。
残り少ない今シーズン、テストを繰り返して、
安全性や性能が現代の最先端に負けないようでしたら、来シーズンから販売できそうです。
エッジは、金属製の焼入れした硬いものを使っています。」
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右の黒い二本は、ベニヤで作った型板ですな。
マホガニーバイクのフレームの製法と同じようです。
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自転車フレームのボトムブラケット周辺にかかる巨大な力を考えれば、
末四郎にとって、スキー板はむしろ容易でしょうね。
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雪の上を走る船です。
そう考えれば、意外な展開ではないのかも。
幅方向にも微妙な板厚コントロールがされています。
トップシートの幅方向中央部が盛り上がって、稜線を形成している。
普通のスキー板には難しい芸当ですな。
局部的な強度を自在に調整できるというわけです。
また、強度が過剰なところは薄肉化して軽量化もできる。
SANOMAGICは、新たなブルーオーシャンへ今、入ったのかもしれません。
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トップとテールの積層の跡目がとてもきれいだ。
オランダニスでピカピカです。
陽に当たると、だんだん紅くなるよ。たまらないね。
末四郎の作品は、概ね、第１作から完璧です。
１４年前の自転車の時、あのときも驚いたな～ （遠い目）
突然だったもの。
これを見て思い出してみた。
「マホガニーバイク第１号機のフレームができた」 (2007年10月13日)
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色の濃いめのマホガニー薄板と、薄い目のマホガニー薄板を選んで
交互に積層することにより、
濃淡模様が形成されます。
テールの断面は山形ですね。
これなら、ねじれ特性、エッジの効きを自在にコントロールできますな。
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弾性をうまくコントロールすると、スキーでもアシスト効果が得られたりするかもね。
今後の展開が本当に楽しみです。
今後も最新情報をレポートしますので、乞うご期待！
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軽井沢のお客様は、やはり凝った形状のものがお好きなようで。
曲面型のご注文が多いような気がします。
小さなフルレンジスピーカーながら、信じられないほど豊かな音を奏でます。
３００人収容のホールを響かせたことがありましたね～。
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下のキャビネットも、スピーカーも、スキーも、元は同じマホガニー原木。
ホンジュラスで樹齢５００年ほどの大木だったはずです。
姿は違えど、兄弟のようなものですね。
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やはり静かに進化を続けているようです。
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見ているだけでも気持ちが豊かになります。
家族とともに年輪を重ね、だんだん紅くなっていきます。
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SANOMAGIC生まれの証です。
Lineup of Wooden Ships designed and manufactured by Sueshiro SANO